グラン・ジュテ

今朝の朝礼で、事業部長からお話があった。

お話の中で
「企業は個の集合体だから、それぞれがいい状態でないと
企業は成り立たない」
というようなことをおっしゃっていた。

昨日の朝、Ｉさんの死を聞いてからずっと感じていた。
Ｉさんがいなくても、仕事が進んでいた。
何も変わらず会社は動いていた。

Ｉさんと仕事で接点のあったりお世話になっている人達なのに、
香典の金額でごちゃごちゃ言い、人に託していた。

私達はＩさんがいなくなって寂しいけれど、
いつもと同じように仕事をする。
ご飯もちゃんと食べるし、談笑することもある。

もちろん、社員が頑張らなければ会社は利益をあげることはできない。
でも、人一人いなくなっても何も変わらないんだな。
もしかすると社内の誰かの人生に変化があるかもしれないけれど。

この世の中から消えてしまっても、
無情にも時は流れる。
いつもと変わらない毎日が来る。

沢山の記憶を遺してくれても、変わらないんだな。

当たり前のことなんだけど、
寂しいようなありがたいような。